物語

二木佳奈多と直枝理樹が恋人同士になり、
修学旅行を無事に終えた、もう一つのリトルバスターズ!EXの世界。

理樹とその仲間達の活躍により、夏が来る前に、三枝家は徹底的に壊滅された。
三枝家を牛耳っていた者達は尽く脱税及び贈賄の罪を暴かれ、
今では司法と警察の預かる身となっていた。
全ては終わったのだ。

夏休みが始まり、佳奈多と理樹は、ようやく訪れた平穏な日々を満喫していた。
そんな矢先、二人の元に、三枝晶から手紙が届く。曰く、
『残った問題を、穏便かつ最終的に解決することにした。
 佳奈多には、その場に同席して欲しい』
突然のことに戸惑う佳奈多に、理樹は同行を申し出る。

こうして二人は、三枝家のある『獄門島』へ向かう船に乗った。
水平線の向こうから、島はゆっくりと姿を現わした。
どうにも――禍々しいな、と理樹はわけもなく思う。厭な予感がした。

概要

タイトル:二木佳奈多と獄門島の夏 ―三枝家殺人事件 ―
ジャンル:ミステリ
メディア:未定(テキスト形式)
公開予定:2011年 夏
制作  :鶏卵工房(http://lostwinter.info/)

登場人物

直枝 理樹(なおえ りき)

主人公。

二木 佳奈多(ふたき かなた)

ヒロイン。三枝家の跡取り娘。

三枝 葉留佳(さいぐさ はるか)

佳奈多の双子の妹(異父)。

来ヶ谷 唯湖(くるがや ゆいこ)

探偵。理樹に請われ、島を訪れる。

西園 美魚(にしぞの みお)

『西園書房』店主。ミステリマニア。

四葉 初(よつのは うい)

佳奈多の“監視役”であった同級生。佳奈多の遠戚。

四葉 唯(よつのは ゆい)

初の双子の妹。生まれつき病弱で、三枝家で療養生活を送っている。

四葉 椎(よつのは しい)

初、唯の妹。歳は10歳弱ほど離れている。

三枝 晶(さいぐさ あきら)

佳奈多、葉留佳の父親。壊滅した三枝家の、現在の実質的頭領。

四葉 儀兵衛(よつのは ぎへえ)

初、唯、椎の父親。

四葉 小夜子(よつのは さよこ)

初、唯、椎の母親。精神状態に不調を来たしている。

一、千万太(ひとし、ちまた)

三枝家の分家の青年。

了念(りょうねん)

三枝家の司祭。深い信仰を持つが、「迷信深い」とする人も。

一柳 賢蔵(いちやなぎ けんぞう)

民俗学者。晶に請われ、島を訪れる。

磯川 常次郎(いそかわ つねじろう)

K県警所属の警部補。事件の捜査のため、島を訪れる。